宇部護国神社
創祀は、慶応元年(1865年)5月16日、創建は、慶応2年11月19日。ご祭神は、
明治維新の契機となる長州藩と幕府の戦い「禁門の変」の責任を負わされ、第
一次長州征伐回避、長州藩存続の為に自刃された長州三家老の一人、元宇部領
主福原越後公を主祭神とし、越後公に伴って出兵され戦死された家臣、また日
清日露から大東亜戦争に於いて国の為に散華されたご英霊、また公務に殉じら
れた消防士の御霊をお祀りし、現在、春は桜の名所として、夏には慰霊風鈴祭
や慰霊献灯祭が催され、心ある方々のご参拝を頂いております。境内には、維
新山霊水や日本最大級の「水琴窟手水舎」があり、社殿内には、願い成就の「
願掛け弾」や「願い玉」があり、響きが五臓六腑を震撼させ気運を高める「昇
運飛翔龍神太鼓」があり、隠れたパワースポットとなっています。
金家来神社と「金屋子神」
金家来神社は宇部護国神社の末社として建立し、平成29年11月14日、島根県
安来町広瀬西比田に御鎮座する「金屋子神社」のご祭神「金屋子神」の御分
霊を頂き、平成30年2月11日に御遷座致しました。「金屋子神」は、日本の
「たたら製鉄」の生みの親でその技術を伝えた神様で、たたら製法で出来た
金属の塊を鉧(けら)と言い、金編に母と書きます。「金屋子神」は、金の母で
あり金を生み出す神様なのです。たたら製法で生み出された鉧の中から上質な
ものを敬意を表して玉鋼(たまはがね)と呼び、刀匠の魂を込めて世界で比類
無き日本刀が作られました。この神様の伝えた、たたら製鉄により作り出され
た鉄により文明が発展したのです。故に、「金屋子神」は、金を生み出す神様
として、また、生活を守る神、魔除け、五穀豊穣、産業発展の神として崇敬さ
れて来たのです。